コールパーキングを試す

コールパーキングとは?   コールパークと言うのは、一種の保留のことです。
ふつうのビジネスホンには、保留ボタンというのがついていますが、
これをソフト的にやろうというのがコールパークです。
動作イメージは以下のような感じです。

① 電話を受ける
② 「#700」をダイヤル
③ Asteriskが、コールパーク番号をアナウンス。
④ 電話が切れる。(相手は保留されてつながっている)
⑤ 別の電話機で、アナウンスされた電話番号をダイヤルする。
⑥ 会話を継続する。

設定内容   それではコールパーキングを使えるように設定します。
まずは、 /etc/asterisk/features.conf を編集します。

            
[general]
parkext => 700
parkpos => 701-720
context => parkedcalls

parkext は、コールパークを起動するための電話番号です。
parkpos ですが、ここで指定した範囲の番号がコールパーク時にアナウンスされます。
context は、extensions.conf の場所を指定します。

次は、 /etc/asterisk/extensions.conf を編集します。

            
[test-local] に以下のエントリを追加
include => parkedcalls

テスト   では、コールパークを試してみましょう。
Asteriskコンソールから dial コマンドを使って、5001番をダイヤルします。
5001でその電話を受けて、「#」をダイヤルし、続いて 700 をダイヤルします。
すると、Asteriskは、701 とか、702などのように番号を言いますので、
その番号を覚えておいて、5002番の端末から その番号をダイヤルします。
すると、ちゃんと5002番と通話状態になれます。